山田 風太郎/室町お伽草子

室町お伽草子 青春!信長・謙信・信玄・卍ともえ

日吉丸(秀吉)が1人の雲水(行空)と出会い、奉公先を紹介してやるというんで、たまたま同時期に京に来ていた信長・謙信・信玄に会うことから始まる。
そして、南蛮人が将軍の姉の香具耶という姫君と引換に、南蛮銃300丁と交換してやると言ってきた。香具耶を捕らえさせるために、信長・謙信・信玄、そして京を牛耳っていた松永久秀を競わせようと、堺にいる信玄に国を追放された父、信虎(無国無人斉)とその妻?となっている香具耶に恨みを持つ玉藻という妖術使いの女が画策し、その伝達+見届け役に日吉と行空が任されることになる。それから、ありえねー(笑)ドタバタ劇が繰り広げられた。というようなお話。

時代小説っていうより、冒険ものというか少年とかが好みそうな話。少年漫画とかにしたら面白いかも。京に若き日のあの武将達が集まってるっていう設定がありえないけど、それが面白いし。しかし、まるっきりパラレル設定ってほどでもなく、現実にあったことも巧妙に絡めてあるので、変にかけ離れてもいなくって安心して読めた。一般的な彼らのイメージや性格をふまえて書かれてて、実際この話みたいなことが起こったら、その通りに展開したのかも…と思わせる説得力もあった。文章も中学生でも理解できる分かりやすい感じなので、非常に読みやすかった。ここのとこ重めの話を読んでたので、すっげー新鮮。山田風太郎作品、なんかハマりそう(笑)

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