桑原 譲太郎/炎の人 信長

自立編・飛翔編・奔流編・狂瀾編・劫掠編・炎上編

だらだら読んでたら時間がかかってしまった。わけの分からん古文の解説も大してなくって、純粋に物語として楽しめた。この人、元々歴史小説家というわけでないのがよかったのかも。作者の信長理解がかなり私と近いものを感じたのも、ストーリーに引き込まれた要因か。
やっぱり、前半あたりが面白い。信長の繊細な心理描写もされてるので共感しやすい。後半はどーも駆け足気味に感じた。だいたいどの小説読んでもそのパターンなのでいいけど。
で、この話の一番気に入ったところはオチがしっかりしてるところ。最後のくだりを引用させていただくと

「信長は死んだ。その瞬間、日本から強大な虹が消えた。彼の死をもって、日本という土壌から、断乎たる決断と、壮大な夢が消えた。現代にいたるまで、あの虹を越える虹は、日本にはかかっていない。」

かーーー!この言葉はホント激しく同意したね。電車の中で読んでて、思わず握りこぶしに力こもったわよ。

もいっかい、集中して一気に読みたい。

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