中島 道子/濃姫と煕子

信長の妻と光秀の妻のお話。実に興味深かった。
濃姫(奇蝶)は嫁ぐ前に光秀と関係があり、想いを引きずったまま信長のもとへ。というとこから始まる。
濃姫は最期まで光秀を忘れずにいて、しかし信長の正室として在り続ける。
煕子(ひろこ)は、光秀との縁組が決まった後に疱瘡にかかり、顔におぞましい痕を残してしまう。しかし、光秀の元へ嫁ぎうまくやっていく。
しばらくして光秀と濃姫のことを知り、複雑な心境に。たびたびそのことが気になる…。

こういう見方もあるのか〜とかなり新鮮。信長はそうとう悪者扱い。でないと話が始まんないけど。濃姫が最後まで痛々しい(弱々しいとかそういんでなく、気持ち的に)。そして、これ読むと光秀の見方も考え直してきて、やつにも興味がでてきた。煕子はなんだかんだ言っても割と幸せに暮らしたように思う。こういう、葛藤のぶつかり合いな歴史ものもいいですな。

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